こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
・「読者の心理状態」:読者は基本的に「文章を読まない」
・「文章の構成」:読者に「すぐに答えを伝える」
・「レイアウト」:見やすく【、】と【。】の使い方に注意をする
・「Youメッセージ、Meメッセージ」:「読者のモデル」を明確にする
文章を書くのに文章力は必要ありませんが、「読者に読んでもらうための3つのポイント」を抑える必要があります。
- 文章の構成
- レイアウト
- Youメッセージ、Meメッセージ
この3つのポイントが重要です。
- 文章の構成では、読者の知りたいことを冒頭に用意します。
- レイアウトでは『、』を使いすぎて一文を長くしすぎないことに注意をしてください。
- Youメッセージとはあなたが読者に向けたメッセージ、Meメッセージとはあなたが書きたいメッセージ。
上記を意識することで「読まれやすい文章」になりますが、大前提として読者は「文章を読まない」と思ってください。
読者が文章を読まない理由としては、「読みにくい」「答えが見つからない」「誰に向けたメッセージなのか不明確」と読者が感じることで文章を読まなくなります。
読者の心理状態にも関係してくるので、まずは「読者の心理」について理解をしていきましょう。
読者の心理
先ほども少しお伝えしましたが、基本的に読者は「文章を読みません」
あなたが「ここは重要だから読んでもらいたい!」と思ってもスクロールされる可能性は高いです。
理由は以下です。
・2秒以上悩ませている
・段落のない読みにくい文章
・誰に伝えてるかわからない
これがひとつでも、あなたのブログに当てはまっていると「読者はあなたの記事を読んでいない」可能性が非常に高いです。
2秒以上悩ませている
2秒以上悩ませてはいけない理由は「読者にエネルギーを使わせない」ためです。
読者は情報を求めて訪れているのに、自分が知りたい情報が見つからない、見つけづらいと感じたらすぐに帰ってしまいます。
メモ
基本的に読者は「エネルギーを使いたくない」と考えています。
求めているのは「すぐに得られる答え」
答えを探すエネルギーも、考えるエネルギーも持ち合わせていません。
大体2秒ほど、読者に「ん?」と悩ませてしまったら、もうそこに読者はいないと思った方がいいです。
段落のない読みにくい文章
意外とやりがちですが、『、』を使って一文を長く続けてる文章には要注意です。
一文が長くなりすぎていると、読みづらいと感じるので読者が離れてしまう原因になりえます。
簡単な例題で解説してみますね。
例題
今日の朝ごはんは、白いご飯とお味噌汁、焼き魚でしたが、焼き魚が大きくご飯をお代わりしちゃったので、かなりお腹が苦しいです。
『、』を使いすぎると、一文が長くなるので読み手側としては息つぎができずに、読みにくく感じてしまいます。
声に出して読んだ時に、「ちょっと読みにくいな」と感じたら、改善をした方がいいですね。
誰に伝えてるかわからない
- あなたが書いているブログは誰に向けて書いていますか?
- どんな悩みを抱えている人に向けて書いていますか?
- 解決策を求めている人はどんな人ですか?
- 年齢はいくつぐらいですか?
- 男性ですか?女性ですか?
いきなり質問の連続でごめんなさい!
ただ、この質問かなり大事で、「その記事は誰に向けて伝えているのか」を明確にする必要があります。
ここが明確になっていないと、伝え方が変わってしまいます。
あなたが伝えようとしているメッセージと、メッセージを受け取る読者の間でうまくキャッチボールができません。
メモ
読者は「自分に向けられたものではない」と判断してしまうと、その場から離れてしまいます。
他人事に感じさせないことが大切です。
文章の3つのポイント
読者の心理について理解できたら、次は「文章の3つのポイント」を抑えていきましょう。
- 「文章の構成」:読者に「すぐに答えを伝える」
- 「レイアウト」:見やすく【、】と【。】の使い方に注意をする
- 「Youメッセージ、Meメッセージ」:「読者のモデル」を明確にする
冒頭でもお伝えしましたが、上記の3つを意識することで、読者に読んでもらえるポイントを抑えられます。
ブログには目的があり、目的にあった書き方が必要になります。
目的に応じた3つのポイントを踏まえて、詳しく説明します。
文章の構成
文章の構成で最も大切ことは、「結論」→「理由」→「事例・具体例」→「結論」の流れで伝えることです。
- 「結論」:読者が知りたい内容の『結論』を記事の冒頭に書く
- 「理由」:次になぜこのような結論になったのか。『理由』をのべる
- 「事例・具体例」:証拠づけるための事例・具体例をあげて伝える
- 「結論」:最後に、だからこういう理由で〇〇となります。と、いった『結論』を最後にもう一度伝える
結論
記事の冒頭で『結論』について伝えることで、答えを知りたい読者はエネルギーを使うことなくすぐに答えを知ることができます。
理由
最初に結論を伝え、「なぜそうなったのか」「改善策はあるのか」「応用術」などを、理由の中に組み込むことで、読者の興味をひきつけます。
事例・具体例
理由を結論づけるために、「具体的な事例」を伝えるおことで、この記事の信頼性や確信を持てるようにします。
結論
最後に、「だからこういう理由で、こういう結論になります」と、文章の構成にすることで、最後まで読みやすくなります。
文章の構成を4つの工程に分けることで、記事自体に一貫性が生まれ、読みやすく、綺麗な文章を作り上げることができます。
レイアウト
【、】と【。】の使い方ひとつで、レイアウトは大きく変わります。
「段落のない読みにくい文章」であげた例題を、【、】と【。】の使い方を変えて表現してみます。
例題(ビフォー)
今日の朝ごはんは、白いご飯とお味噌汁、焼き魚でしたが、焼き魚が大きくご飯をお代わりしちゃったので、かなりお腹が苦しいです。
例題(アフター)
今日の朝ごはんは、白いご飯とお味噌汁、焼き魚でした。焼き魚が大きくご飯をお代わりしちゃったので、かなりお腹が苦しいです。
どこを改善したかわかりましたか?
最初の例題(ビフォー)では【、】のみを使用して、ひとつの文で構成されていました。
例題(アフター)では、「今日の朝ごはんは、白いご飯とお味噌汁、焼き魚でした」までを一度『。』を使って区切ります。
これにより、「朝ごはんのメニュー」と「朝ごはんを食べ終わった感想」のふたつの文章が完成します。
ひとつの文章から、ふたつの文章に分けて「息つぎ」のポイントを作ることで、読みやすい文章を書けるようになります。
一度にたくさん文字を運ぼうとすると読み手側としては疲れてしまいます。
『。』で一度区切って、息つぎのポイントを作ってあげましょう。
Youメッセージ、Meメッセージ
- Youメッセージ:読者に向けたメッセージ
- Meメッセージ:自分が書きたいメッセージ
気持ち的には、Youメッセージで書いていても、気づいたらMeメッセージになっていた。なんてこともよくあります。
Youメッセージで書くコツは「読者のモデル」がいると書きやすくなります。
どんな人を「読者のモデル」にするかというと、おすすめは「過去の自分」です。
過去に悩みを抱えていた自分に向けて、解決策を記事として書いてあげる。
・男性なのか、女性なのか
・年齢、悩み、どんな人なのか
このあたりのモデルが「過去の自分」であればすぐに想像できると思います。
過去の自分へのメッセージは "Youメッセージ" になります
過去のあなたが悩んでいたことと、同じ悩みを持っている人は必ずいます。
メモ
「過去の自分」に向けたメッセージを書いてあげることは、同じ悩みを抱えている人に向けたメッセージになります。
読者は共感を感じると、自分に向けられたメッセージだと感じやすくなります。
そうすることで、あなたが書いたブログを最後まで読んでもらいやすくなります。
まとめ:意識の違いでメッセージ力は大きく変わる
ちょっとした意識の工夫で、文章の質は大きく変わります。
慣れるまでは大変かもしれませんが、テンプレートのようなものを作ってみると全ての記事に独自性が生まれ、あなた色が出つつも読みやすい文章の構成に仕上がってきます。
少しずつ変化を加えて、読者にあなたのメッセージを届けてあげてください。
今回は以上にです。
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