
こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- Macの動作が遅い時の解決策
- Macの動作が遅いと感じたら最初にやってみてほしいこと
- ハードディスクのお掃除でMacの動作を改善
- Macの利用可能なメモリを解放して動作改善
- Macの動作が改善されないなら"修復・容量UP・メンテナンスの自動化"
こんにちは、ショウです。
Macの動作が遅いと感じた時の、メンテナンス方法についてご紹介します。
下記のような症状があなたのMacに当てはまっているなら、解決のお手伝いをさせてください。
Macの動作が遅いと感じる現象
- Macの起動に時間がかかる
- OSのアップデート後に前より遅くなった
- アプリなどの起動が遅い
- 文字入力しているとカーソルが虹色のクルクルになる
- その他とにかく挙動が遅い
これらの症状はMacの容量、メモリの負荷などを軽減させてあげることで改善できる可能性はとても高いです。
単純な解決策から、少し手間ではありますが、しっかり時間をかけることであなたのMacの速度は手元に届いたときのような従来の力を取り戻すことでしょう。
全部で21項目のメンテナンス方法をご紹介しますが、全てを試す必要はありません。
簡単なものから試してみて、それで改善されればOKです。
あなたのMacに合う、メンテナンス方法をたくさんご用意してます。
ひとつずつ試していきましょう!
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Macの動作が遅い時の解決策
Macの動作が遅い原因としては、大きく分けて下記の3つの要因が考えられます。
- ドライブに十分な空き容量がない
- Macの利用可能なメモリを超えている
- 古いハードウェアを使っている
①と②は、空き容量を増やしたり、メモリの消費を抑えることで改善は可能です。
③の古いハードウェアを使っている場合、残念ながら処理速度が劇的に低下しているため、根本的な修復以外にできることはほとんどありません。
③の場合
- これから動作を取り戻すためのメンテナンス方法についてご紹介します。それらを試しても改善が見られない場合、ハードウェアの購入の検討が必要かもしれません。検討にあたってお使いのMacをグレードアップさせるかの選択肢を確認する方法もあるので、そちらを確認してみてください。
大切な思い出を共有しているMacだからこそ、いつの間にか容量がいっぱいに増えてしまったり、利用可能なメモリを超えてしまっていたりします。
ドライブに十分な空き容量をつくり、メモリの消費をおさえてあげましょう。
少しむずかしいメンテナンス方法や専門用語もでてきますが、しっかり解説しながら進めていくのでご安心ください。
ひとつずつ確実に進めていきましょう。
Macの動作が遅いと感じたら最初にやってみてほしいこと
まず最初にやってほしいこととして、下記の3つを試してください。
- 再起動
- 最新のmacOSへアップデート
- デスクトップの整理整頓
これらはすぐに実行可能なものなので、まずは試して行きましょう。
ひとつずつ解説とやり方について説明していきます。
1. 定期的なMacの【再起動】
一番最初にやってほしいのが、「再起動」です。Macを使っていると、基本的にあまり電源を落とす頻度がWindows製のものに比べると低くなります。自動的にスリープに入るから大丈夫と思われがちですが、それでも各アプリは長く起動した状態のままなので、「キャッシュ」は蓄積され続けます。そこで、再起動を実施することで、「RAMが解放」されます。RAMが足りなくなっている場合、自動的にドライブのいくらかのスペースが仮想メモリへと移行されますが、メモリには限界があるので、Macの速度低下に繋がってしまいます。
手順
- トップ画面左上の「リンゴマーク」をクリック
- 「再起動」
2. 【古いmacOS】を利用している
macOSの自動ファームアップをおこなっていないと、気づいたら古いmacOSを使い続けているなんてことはよくあることです。macOSはパーフォーマンスに大きな影響を与えます。最新のmacOSに上げると容量をとり、さらに速度低下を招いてしまうと考えている方が多くいますが、Macをより快適に動かすためのアップデートだと認識した方がいいですね。あなたの現在のMacのOSの状態を確認して、最新のmacOSが出ている場合、アップデートをおこなうようにしてください。
手順
- トップ画面左上の「リンゴマーク」をクリック
- 「このMacについて」
- 「ソフトウェア・アップデート」
- 最新のバージョンがあればアップデート開始
3. 【デスクトップ】が物で溢れかえっている
デスクトップにファイルなどを沢山保存している場合はMacの処理速度に影響します。デスクトップ上に保存されているアイコンは起動しているウィンドウそのもの。起動時や処理をする際にデスクトップにファイルなどが沢山あると、それらを表示させるための処理もおこなっているので、Macの処理速度が低下してしまいます。
手順
- データを「Finder」に格納する
ハードディスクのお掃除でMacの動作を改善
HDD、SSD内にファイルなどがドライブの容量をほとんど利用してしまっている可能性があります。
作業内容はとても簡単ですが、システムのクリーニングと空き容量を増やすために削除しても問題ないファイルの識別をするのは、とても骨が折れる作業です。
メンテナンスソフトなどを使えば簡単に作業がおこなえますが、まずは手動でもできる手順について説明していきます。
- 不要なアプリを削除
- ダウンロードフォルダ内の整理
- ブラウザの拡張機能を削除
- ゴミ箱を空にする
- ディスクユーティリティの定期的な実施
4. 不要なアプリの削除
すでに使っていないアプリでも、それがMac内にあるだけで容量を消費してしまうので、使っていないアプリがあるなら削除しましょう。アプリ自体を削除すればすぐに消えますが、ファイルなどのデータも一緒にダウンロードされているものもあるので、それらもしっかり削除してください。少し探すのが面倒ですが、それらを見つけて一緒に削除しましょう。
※面倒がキライな場合は、メンテナンスソフト(CleanMyMac X)を使ってアプリの一括管理をしましょう。
手順
- Dock内の「Finder」をクリック
- 「アプリケーション」を選択して、不要なアプリを削除
5. ダウンロードフォルダ内の整理
Finderのダウンロード内には、デフォルトであればネット上でダウンロードした様々なデータ(フォルダ、ファイル、アプリ、写真、スクリーンショット、資料、PDF、音楽など)が保存されます。定期的に管理をしていれば、必要・不必要の判断がすぐにできますが、時がたったデータは削除の可否がむずかしいものです。少し時間はかかりますが、不要なデータは削除していきましょう。
※アプリの削除同様、面倒がキライな場合は、時間の節約のためメンテナンスソフト(CleanMyMac X)の導入を検討しましょう。
手順
- Dock内の「Finder」をクリック
- 「ダウンロード」を選択して、不要なデータの削除
6. ブラウザの拡張機能を削除
PCの利用に欠かせないネットの利用。Macを使っている9割近い時間をインターネットに費やしているといわれています。ネットを利用しているということは、ブラウザを必ず使っています。つまり、ブラウザの遅さはMacの遅さに直結します。どんなMacであっても、タブを複数開いたり、何十種類もの拡張機能を利用しているとネット環境の速度は遅くなってしまいます。必要のない拡張機能は削除して、ブラウザの速度を改善させましょう。
Chromeの場合
手順
- Chromeを開く
- 画面右上のタテに点が3つ並んでるものをクリック
- 「その他のツール」
- 「拡張機能」
Safariの場合
手順
- Safariを開く
- 画面左上の「Safari」をクリック
- 「環境設定」
- 「拡張機能」
7. ゴミ箱を空にする
ゴミ箱にデータが溜まっていると、それだけでもMac内にデータが残っているということになります。つまり、ゴミ箱の中のデータもハードディスクの容量を使ってしまっています。これまでの作業でゴミ箱にはたくさんの不要なデータが溜まっています。ゴミ箱の中を空にしてデータの削除をしてましょう。
手順
- デスクトップ画面
- Dock右端のゴミ箱を右クリック
- 「ゴミ箱を空にする」
8. ディスクユーティリティの定期的な実施
ディスクユーティリティは、ドライブ(HDD・SSD)に異常がないかを診断してくれる機能です。異常がみられた場合、自動的に修復してくれるのでドライブの劣化を抑制することができます。ディスクユーティリティの定期的な実施おこないましょう。ドライブに修復が困難な異常がみられた場合、交換が必要になってきます。その場合は、Appleの正規サービスプロバイダ、もしくは修理専門店に修理の依頼をしましょう。
※自分で交換する場合、交換作業が原因でMac自体が故障してしまうと、AppleCareの保証対象外になるのでご注意ください。
電源ON後すぐに「command」+ 「Rキー」長押し(Appleロゴ、その他の画像が表示されるまで押し続ける)
「ディスクユーティリティ」を選択して「続ける」
手順1
- Macの電源OFF
- Macの電源ON
- 電源ON後すぐに「command」+ 「Rキー」長押し(Appleロゴ、その他の画像が表示されるまで押し続ける)
- ユーザーを選択して「次へ」
- 「ディスクユーティリティ」を選択して「続ける」
全てのデバイスを表示
ディスクユーティリティ画面に入ったら、画面左上の「表示」をクリックして、「全てのデバイスを表示」を選択します。サイドバーに内蔵とディスクイメージの二つの利用可能な各ディスクやストレージデバイスが表示されます。ここでは内蔵されているディスクなどを診断、修復していきます。
ディスクユーティリティ画面左上の「表示」をクリック
「全てのデバイスを表示」
手順2
- ディスクユーティリティ画面左上の「表示」をクリック
- 「全てのデバイスを表示」
first Aidの開始
「Macintosh HD Data」をクリックして選択した後、画面上部の「first Aid」をクリックします。そうすると、「Macintosh HD Dataでfirst Aidを実行しますか?」と表示されるので、実行をクリックすると修復作業が開始されます。作業が完了したら、「完了」をクリックして修復作業終了となります。この作業をMacintosh HD Data > Macintosh HD > コンテナdisk3 > APPLE SSD(HDD)の順番で修復作業をおこなってください。
※ボリューム、コンテナ、ディスクの順に修復のため、今回の例ではMacintosh HD Data > Macintosh HD > コンテナdisk3 > APPLE SSD(HDD)という順番になります。
「Macintosh HD Data」を選択後、画面上部の「first Aid」をクリック
「実行」をクリック
「完了」をクリック
手順3
- 「Macintosh HD Data」を選択
- 画面上部の「first Aid」をクリック
- 「実行」
- 「完了」
注意ポイント
- 修理不能なエラーが見つかった場合の対処としては、「ディスクユーティリティを使ってディスクを消去(フォーマット)」する必要があります。内容についてはAppleの公式ホームページに掲載されているので、"こちら"からご覧ください。
Macの利用可能なメモリを解放して動作改善
Macの利用可能なメモリを超えて使っていると、起動時や動作のカクツキ、虹色のぐるぐるの症状が起きたりします。
ハードディスクの容量に余裕があっても、メモリの容量をあまり気にしない人も中にはいるようなので、しっかりチェックしてみてください。
内容については下記の8項目になります。
- バックグラウンドで動いてるアプリをチェック
- Bluetooth機能をOFF
- ブラウザのキャッシュを削除
- 視覚効果を減らす
- NVRAMのリセット
- セーフモードの活用
- Finder環境設定の変更
- FileVaultがメモリを消費
9. バックグラウンドで動いてるアプリを削除
Macの起動と同時に、自動的に動作をはじめるアプリを削除しましょう。表面上は動いていないように見えても、バックグラウンド上では動作しています。例えば、通知設定がONになっていたり、Macの起動と同時にアプリが起動するよう設定していると、それだけでMacの動作を遅くする原因となります。起動時などに不必要なアプリの削除をおこないましょう。
※バックグラウンド上で動いているアプリの削除のため、アプリ自体を削除するわけではありません。
手順
- Dock内の「システム環境設定」をクリック
- 「ユーザーとグループ」
- 「ログイン項目」
- 不必要なアプリをクリックし、上記画面の赤枠の「ー」をクリック
- ログイン時に開くアプリの削除が完了
10. Bluetooth機能をOFF
MacのBluetooth機能を普段使用していない場合はOFFにしましょう。Bluetoothを使っていなくても、ONのままであればそれだけでMacのリソース(動作に必要な資源)を使うことにつながってしまいます。Bluetooth機器を接続していないのであればOFFがオススメです。
手順
- デスクトップ画面右上のBluetoothアイコンをクリック
- Bluetooth画面右上のアイコンをクリックして左にスライドさせる
11. ブラウザのキャッシュを削除
インターネットを使う理由として、何か調べたり、画像をみたり、動画を視聴したりしているかと思います。それらの情報というのはブラウザにキャッシュとして残り続けます。キャッシュが残るメリットとしては、次に同じサイトへアクセスした際に、素早くログインしたりするためにあります。しかし、キャッシュは手動で削除しない限り、無限にたまり続けてしまいます。ネットの通信速度が遅い原因のひとつとしてキャッシュがたまりすぎている可能性があります。削除することでネットの速度が改善する可能性もあるので、定期的に削除しましょう。
Chromeの場合
手順
- Chromeを開く
- 画面右上のタテに点が3つ並んでるものをクリック
- 「その他のツール」
- 「閲覧履歴を消去」
- 「キャッシュされた画像とファイル」にチェック
- 「データを削除」
Safariの場合
※Safariのメニューバーに"開発"が表示されていない場合、手順1で"開発"の表示手順の説明をしているのそちらをご覧ください。
※"開発"が表示されている場合、手順1を飛ばして、手順2からご覧ください。
Safariのメニューバーに"開発"を表示させる手順になります。
手順1
- Safariを開く
- 画面左上の「Safari」をクリック
- 「環境設定」
- 「詳細」
- 詳細画面一番下に「メニューバーに"開発"メニューを表示」にチェックを入れる
Safariのメニューバーに"開発"が表示されていることを確認してから、下記の手順へ進んでください。
手順2
- Safariメニューバー
- メニューバー「開発」をクリック
- 「キャッシュを空にする」
12. 視覚効果を減らす
アプリの起動やウィンドウをしまうときのエフェクトには、アニメーションで動作されるため、メモリへの負担にもつながります。アニメーションで動作してしまう機能に制限をかけてメモリの負担を減らしましょう。
手順
- 「システム環境設定」をクリック
- 「Dockとメニューバー」
- 「拡大」のチェックを外す
- 「ウィンドウをしまうときのエフェクト」のジニーエフェクトを「スケールエフェクト」に変える
- 「ウインドウをアプリケーションアイコンにしまう」のチェックを外す
- 「Dockを自動的に表示/非表示」のチェックを外す
13. NVRAMのリセット
※NVRAMはデータを保持してくれるため動作を素早くしてくれます。しかし、NVRAMに不具合があると逆に動作が遅くなる原因にもなります。多くの場合、NVRAMをリセットすることで不具合は改善されるので、一度リセットをかけてみましょう。NVRAMに保持されているデータは「音量、画面解像度、起動ディスク、時間帯」などが該当します。
※NVRAM=不揮発性ランダムアクセスメモリ:「Macの電源が入っていなくてもデータを保持してくれるメモリのこと」
手順
- Macの電源OFF
- 電源ON後、すぐに「option」+「command」+「Pキー」+「Rキー」を長押し
- 再起動後「ジャーン」と2度起動音が鳴ればNVRAMリセット成功
14. セーフモードの活用
セーフモードでは、Macで発生している問題の解決や特定をすることが可能です。通常の起動とは違い、セーフモードでは起動項目などの一部のソフトウェアの読み込みをおこなわず、起動ディスクのチェックが実施されます。速度の低下の原因を見つけるための切り分け作業としてはとても便利な機能なので、一度試してみてください。
※起動ディスクのチェックをおこなうため、通常の起動時より時間がかかる場合があります。
手順
- Macの電源OFF
- 電源ON後、すぐに「shiftキー」長押し
- アカウントが表示されたら自分がいつも使っているアカウントへログイン
- 画面右上に"セーフブート"と表示されたら成功
補足情報
- 起動ディスクに問題がなければ画面右上にセーフブートと表示された時点でチェックは終了です。セーフモードでは機能に制限がかかっているので、そのまま使っても問題ありませんが、読み込みなどが遅いです。セーフモードの解除は再起動をかければ解除されます。
15. Finder環境設定の変更
Finderは、初期設定のままであれば"マイファイル内のファイルを検索"するように設定されています。Finderはファイルなどを格納する機能のため、Mac内にファイルが多くなりすぎるとFinderの動作が遅くなり、新しくウィンドウを開くたびに負担になってしまいます。"ダウンロード"などの特定の保存場所を指定してあげましょう。
手順
- Dock内の「Finder」を起動
- デスクトップ画面左上の「Finder」をクリック
- 「環境設定」
- 「新規Finderウィンドウで次を表示」
- 「ダウンロード」を指定
16. FileVaultがメモリを消費
※FileVaultはセキュリティの面においてとても重要な機能です。しかし、デメリットとしては、お使いのMacが古くなってくるとファイルの暗号化を有効にすると、ハードドライブの能力が低下するといわれています。これまでのメモリの消費を軽くするメンテナンス方法でも改善されなければ、一度FileVaultの暗号化を無効にしてみて改善がみられるか試してみましょう。
※FileVault=Mac上のファイルがコピーされるのを防ぐための機能。
手順
- トップ画面左上の「リンゴマーク」をクリック
- 「システム環境」
- 「セキュリティとプライバシー」
- 「FileVault」
- セキュリティとプライバシーの画面左下「カギ」をクリック
- パスワードを入力して解除
- 「FileVaultをオフにする」をクリック
- 「暗号化をオフにする」
- セキュリティとプライバシーの画面左下「鍵マーク」をクリックして施錠
Macの動作が改善されないなら"修復・容量UP・メンテナンスの自動化"
これまでのメンテナンス方法を試してもMacの速度は遅いまま、削除できるデータがあまりないというのであれば、次の方法を試してみましょう。
- SMC設定の修復
- OSの再インストールをおこなう
- 古いハードウェアの場合
- iCloudにデータを預ける
- メンテナンスの自動化
注意点としては、「OSの再インストール」をおこなう際、Mac内のデータを残したまま再インストール可能ですが、念のため、バックアップは必ずとるようにしてください。
また、それらを試しても、Macの速度が遅いままなのであれば、「ハードウェア」自体が古く、改善がむずかし可能性があります。
お使いのMacを調べる必要があるため、手順についても解説しています。
SMC設定の修復
※SMCは単純機能を管理している機能のため、SMCが原因でMacの動作が遅くなってしまうこともよくあります。MacBookなどバッテリーが取り外し可能なものと、取り外しができないものとでは手順が異なります。お使いのMacのバッテリーの取り外しの有無を確認してから、手順を進めてください。
※SMC=System Management Controller:「Intel製プロセッサを搭載したMacにおいて、様々な単純機能(システム音量、電源、バッテリー、バックライト、ファン、その他パラメーターなど)を管理している機能」
MacBookのバッテリー取り外し"可"
手順
- Macの電源OFF
- バッテリーを取り外す
- 電源ボタンを5秒以上長押し
- バッテリーを取りつける
- Macの電源ON
MacBookのバッテリー取り外し"不可"
手順
- Macの電源OFF
- 「shiftキー」+「Ctrlキー」+「optionキー」を同時に長押ししながら、電源ON
- 各キーを10秒以上長押しする
- 各キーを離す
- Macの電源ON
iMac、Mac mini、Mac Proなど
手順
- 電源OFF
- コンセントから電源ケーブルを抜く
- 15秒ほど待機
- コンセントに電源ケーブルを繋げる
- 5秒以上待ってから電源ボタンを使って電源ON
macOSの再インストール
これまでのメンテナンス方法で改善がみられない場合、「macOSの再インストール」を試してみましょう。macOSの再インストールをおこなうことでデータや設定などを初期化することができます。初期化することで動作が遅かった原因の改善が期待できるので試してみましょう。ちなみに、初期化といっても、Macではデータや設定をそのままに初期化をしてくれるので、出荷状態に戻ることではないの安心してください。しかし、一部初期化されることもあるので、バックアップは必ず取るようにしてから、macOSの再インストールをおこないましょう。
※1:インターネット環境が接続されていないと実行できません。インターネットに接続されていることを必ず確認してください。
※2:補足としてAppleの公式ホームページの手順も載せておきます。不安な場合はこちらも一緒に参照してください。>>Apple公式ホームページ<<
※3:macOSの再インストールの事前準備として、必ずTime Machineでバックアップを取るようにしてください。
手順
- Macの電源OFF
- Macの電源ON
- 電源ON後すぐに「command」+ 「Rキー」長押し(Appleロゴ、その他の画像が表示されるまで押し続ける)
- ユーザーを選択して「次へ」
- 「macOSを再インストール」を選択
- 再起動まで終われば再インストール終了
古いハードウェアの場合
Macのハードが古い場合であれば、残念ですがこれまで紹介したメンテナンス方法を試してもなかなか効果が現れないかもしれません。根本的な解決策としては修復以外にできることはほとんどありません。「新しいハードウェアの購入を検討」を考える必要がありますが、まずはRAMの状態を確認してアップグレードが可能か見極めていきましょう。
※「RAMについて」:全てのハードウェアでRAMのアップグレードが可能というわけではないのでご注意ください。
RAMの交換手順について
RAMの交換手順については、Macのメンテナンスソフトも扱っている"MacPaw"のサイトで解説してくれているのでそちらご覧ください。
サイトは英語表記のためChromeで開き、翻訳をしてご覧ください。>>RAMの交換手順<<
補足情報
- ハードウェアの購入を検討したくても、現状それがむずかしいこともあります。RAMのアップグレードができないハードウェアであれば、費用はかかれど一度専門の修理業者に相談してみるのもありです。Apple StoreもしくはApple正規サービスプロバイダーに一度相談してみましょう。僕はよくApple Storeのお兄さんに相談に乗ってもらいますが、的確な改善方法を提案してくれるのでオススメです。
iCloudにデータを預ける
削除できないデータが多いのであれば、Macのデータを別の場所に保管してしまいましょう。僕は外付けハードディスクではなく各種データ類を「iCloud」に保存しています。月に500miのペットボトル一本分の費用から利用可能で、写真なら約50,000枚が保存可能です。さらにiPhone、iPadなどのアップル製品を使っていれば、iCloud上でのリンクが素早くおこなえるなど、メリットがとても多いのが特徴です。データをiCloudに預けて、あなたのMacの容量を解放してあげましょう。
※1:iCloudについてさらに詳しく知りたい場合は、Appleホームページの"こちら"からご覧ください。
※2:iCloudは"5 GBまで無料で利用できます。これからの手順はさらに容量を増やすための手順になります。"
手順
- デスクトップ画面左上の「リンゴマーク」をクリック
- 「システム環境設定」
- 「Apple ID」
- Apple ID入力後、「iCloud」を選択
- "iCloudストレージ〇〇 GB"と書かれた右横の「管理」をクリック
- iCloudストレージ画面右上の「さらにストレージを購入」をクリック
- 「50 GB」「200 GB」 「1 TB」の3つの中から選択し、「次へ」
- Apple IDの「パスワード」を入力後、「購入」をクリックで完了
補足情報
- 僕が外付けのHDD・SSDを使っていない理由は、Macと接続することで起きる速度の低下を引き起こす可能性も考えられるからです。さらに、外付けのものはあくまで"物理的"なものなので、"それ自体が故障する可能性"もあります。僕が調べた限りではiCloudではデータの破損情報は見つからず(パスワードが不明で取り出せないなどはいくつかありました)、メリットが非常に多く、重宝しています。毎月の月額費用だけがデメリットになるかもしれませんが、iCloudに保存したデータはMacの買い替え時でも、パスワードを忘れなければいつでも取り出し可能です。是非使ってほしい機能です。
メンテナンスの自動化
これまでの作業は、あなた自身が必要・不必要を選択した上でファイルなどの削除、クリーンアップをおこなってきました。しかし、これらの作業は一回限りではなく、Macの速度が遅く感じ始めたら再び1からやり直しです。僕はそれらの作業をメンテナンスソフトで簡略化しています。これまで紹介した80%近くの作業を、クリックひとつでMacのメンテナンスが可能になります。多少の費用はかかりますが、これまでの労力に使った時間を節約することができます。空いた時間をあなたが楽しみにしていることに自由に使ってください。
補足情報
- メンテナンスソフトの種類にはいろいろありますが、MacPawが提供している「CleanMyMac X
」は使いやすさも信頼度も抜群です。Mac専用のメンテナンスソフトで、世界185の国、723万人のユーザーから愛されている信頼と実績のあるメンテナンスソフトです。Appleが認めた数少ないメンテナンスソフトなので、大切なMacを任せるならこのソフトでOKです。詳細については下記の記事で紹介しているので、よかったらご覧ください。
-
Mac専用メンテナンスソフト【CleanMyMac X】評判と使用感レビュー
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